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自分で決めることで
推進力が生まれる。

PERSON #6FUMIAKI KOTSUJIINTERVIEW

経歴紹介

福岡県生まれ。大分県、愛知県を経て、4歳の頃、三重県へ。2009年、県立四日市高等学校卒業。同年大阪大学 経済・経営学科入学、2013年卒業。真面目な性格上、学校の勉強はまじめにやってきたものの、将来やりたいことを見つけられないまま、大学までを過ごす。就職活動に失敗したことをきっかけに、自分のやりたいことを見つめ直し、無意識のうちに諦めていたコピーライターを目指して、大阪でコピーライター養成講座に通う。大学卒業後、一度三重県の実家に戻るが、大きく環境を変えるため、コピーライター養成講座上級講座に通うことを名目に、東京へ。運良くデザイン会社に就職し、4年間コピーライターとして働く。

目標に向かっていく「原動力」

いろんな意味はありますが、「人」です。カッコ悪いですが、もともと何もゆわれなければ何も始めない性格なので、人から何かを言ってもらうことは自分を動かしていく上で重要に感じています。悪いものをだせば怒ってくれるひとがいたら、怒られないようにいいものを作ろうと思うし、いいことをしたら褒めてくれる人がいたら、褒めてくれるように頑張るし。単純ですが、やっぱり僕の中ではそれが原動力の基本です。ちょっといい話にすると、憧れる人を持つこと。有名な人でも、周りの人でも、こんな人みたいになりたいなと思ったときに、いろいろな道へ踏み出していくきっかけになっているので、常に誰かを目標にするようにしています。自分をちゃんと動かすために、人を使っている感じです。

目標に向かう過程や、進路を選択する時に悩んだこと

大学3年の後半から本格的に就職活動が始まった頃、自分が何をしたいのかが、本当に全くわからず、苦しかった。みんなが色々な企業に訪問したり、自己分析して自己PRを考えている傍で、自分はどんな職業が向いているかも、自分のどこがいいのかもわからず、名前を知っている会社に、適当に当たり障りのないエントリーシートを出していた。国立の4大なので、周りが優秀だから、有名企業に決まっていくのにすごい焦ったし、変なプライドも持っていたと思う。結果、春から受けていた企業は全滅。今から思えば、全然行きたい企業はなかったし、受かったらどうしようと思いながら受けていたから、当然だなと思う。本気じゃないのはすぐバレるから。そういうことを考えさせてくれたという意味では、この失敗は大きかった。多分、下手にどこかに受かっていても、どうせ続かなかったと思う。

壁にぶつかった時どのように考えたか、また、どのように行動したか

夏には就活はやめて、自分が何が好きなのか、やりたいのか考え直した。昔、糸井重里さんにあこがれていたけど、自分には無理だと勝手に諦めていたことを思い出した。そこで、好きだけど無意識のうちに諦めていたことに挑戦しようと思い、コピーライターになるために全力を注ぐことにした。そのときの感覚を思い出すと、「本当にコピーライターでいいの?」という気持ちは少しあったけれど、そんなことは一旦無視して「やると決めた」という感覚に近い。でも、その決断は正しかったと思う。就活の時みたいに、横を見てみんながやっていることを真似してなんとなくやるんではなくて、自分で決めたことだったから自分の中に納得感はあった。就職も決まらずに卒業するのは周りから見れば危ない選択のように見えたかもしれないけど、正しい決断だと思っていたし、今振り返ってもよかったと思っている。

人生のターニングポイント

就活の時もそうだけど、今の会社に入ったことも一つのターニングポイント。今の会社に拾ってもらって、「コピーライター」の肩書きをもらえたことは人生を方向づけることになっていると思う。加えて、新人を新人扱いしない会社だったことが、自分を大きく変えてくれた。新しいことにチャレンジすることに腰が重かった僕が、「そんなの無理だ。」と思う暇もないくらいの勢いで責任ある仕事を任され、必死でこなしていくことで、そんな状況も楽しめるように変わっていったと思う。

最後に、生きていく上で大事にしていることを教えてください。

根が真面目なので、始めることはどんなことでもこだわってやってしまう。だから、まずはいろんなことに首を突っ込んでみて、始めてみることを大事にしていこうと思っている。いまの自分があるのも、何も考えず思い切って行動をしてみたことからはじまったことなので、あの時の気持ちを忘れずに、これからもやって行きたい。

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