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他者との関わりの中で
自己を形成する。

PERSON #5HIROYA KURIZUKAINTERVIEW

経歴紹介

栗塚 寛也(くりづか ひろや)
香川県高松市出身。男手一人で育ててくれた親父と、祖母の元で育つ。父親はバスケットボール元日本代表、祖母は洋服の仕立て屋。昔から洋服に囲まれ、またスポーツマンの親父の厳しい指導の元育ってきた。サッカー、ダンスに没頭する傍ら、祖母の影響もあり自分で洋服を仕立てるようになる。パターン・縫製やグラフィックデザインを手描けるデザイナーとして活動するなど、マルチに活躍。様々な経験を得て現在は東京・海外を拠点にファッションモデルとして活動中。

目標に向かっていく「原動力」

まず初めに言っておきたいのですが、僕は、何か突出した才能を持っているわけではありません。それでも、好きなことや、やりたいことがたくさんあります。夢もあります。男に生まれたからには、、!なんて言うと時代錯誤だと言われるかもしれませんが。
信じて努力し続けてきた続けた甲斐もあり、これまで取り組んできた、サッカー、ダンス、デザイン、モデルを中心としたあらゆるシーンで、素晴らしい機会、いい出会いに恵まれ、成果を出すことができました(まだまだ発展途上ですが)。
前置きが長くなりましたが、突出したものを持っているわけではないと自分で言い切っている僕がここまでやり続けてこられたのは、まさにこの問いである「原動力」が大きく関わってくると思います。

僕の原動力は「他者」です。他の人から評価されたいから、頑張る。需要がある限り、供給し続ける。求められなければ、求められるように自分を高める。
ある人から、「人にウケるものをアウトプットすることに対して躊躇がないよね」と言われました。悪く言えば、自分がない、自分を貫いていないということです。実はそのことは自分でも気にしていて、時々自分のことを本当に中身が無い人間のように感じる時がありました。でも、その人と話していくうちに「自分のこだわりよりも他人から求められるものを優先できる」ということ自体が、僕の個性そのものだと気がつきました。

ただ、そんなスタンスでやっていくにあたって、気をつけていることがあります。「人にウケるものをアウトプットする」これはすなわち、求められるものの質が低ければ、同時に自分のアウトプットの質も低くなるということです。だから、仕事や自分が本気でやっていることに関しては、レベルが高いと思う環境に常に身を置き、より高い次元で物事を考えている人と、たくさん話すようにしています。よく人脈が広いと言われますが、ここからきていると思います。

最後に、生きていく上で大事にしていることを教えてください。

僕は突出した才能を持っているわけではないと言いましたが、最近は、完璧な人間じゃないからこそ頑張れるのだと感じています。人間、誰しもコンプレックスを持っていると思います。僕はHIPHOPに大きな影響を受けて育ちました。HIPHOPの持つ「ネガティブをありのままに受け入れ、ポジティブに変える力」と、僕自身の「コンプレックスをバネに努力する」という思いがシンクロしたから、HIPHOPにはまっていったのだと思います。才能という壁には何度もぶち当たりますが、天才じゃなくても好きなことやって生きていける。みんな、好きなことしよう!

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