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いつくるかわからない
チャンスを掴む為に
万全の準備をする。

PERSON #1RYOSUKE IWATAINTERVIEW

経歴紹介

1990年、三重県四日市市に生まれる。小学生の頃、兄の影響でバスケットボールを始める。その後地元の公立中学に入学。その実力から注目を集める選手ではあったが、これといった実績がある選手ではなかった。しかし周囲の予想を裏切り、当時県内一のバスケットボール強豪校である工業高校に進学。
よりハイレベルな環境に揉まれることで実力をさらに開花させ、3年時にはキャプテンに任命された。
その後、推薦入学の話が舞い込み、京都の強豪大学へ進学。2・3年次には京都の青年国体のメンバーとしても活躍した。
大学卒業後、大手銀行に就職し、その後まもなく結婚。現在に至る。

人生のターニングポイント

高校進学、大学進学、就職、どれもそうですね。
高校はバスケをするために工業高校を選んで、そこに行くという事は基本的には大学に行かないということになるので、高校卒業と同時に就職するという覚悟を決めてました。バスケに関しても、強豪校に行ったとしても試合に出れるかすらわからない状態で、自分にとっては大きなチャレンジでした。でも、不安は実はそこまでなかったんですよね。というか、そこまで深く考えて無かったんだと思います。「好きな事を精一杯やりたい」。それだけでした。

大学への進学を選択した理由としては、推薦を貰ったから、というのが正直なところ。推薦を貰えたということが自分にとって凄く特別なことに感じたんです。高校は自分で選んで飛び込んで行ったのに対して、大学は誰かに必要にされて行けるんだって思ったら、凄くワクワクしました。

バスケ関連じゃなく、一般企業に就職したきっかけも、実はバスケで。
大学2・3年の時に京都の青年国体に入ってたんですけど、メンバーは社会人が大半で、みんな仕事をしてて、でもバスケもやってるって人が多かったんです。いろんな人に出会って、就職のことだけじゃないけど、色々と考えさせられました。地元に戻るという選択肢もあったけど、それじゃ何となく面白くないなと思った。正直就職先はどこでも良かったんです。でも、バスケと同じぐらい自分が頑張れる事を仕事に出来たら良いなとは思ってました。その上で、何故いまの会社を選んだのかって言われたら、たまたまリクルーターで付いてくれた人がかっこよかったから、ですかね。銀行にあんまりいいイメージはなかったんですが、この人みたいに働けるなら銀行でもいいなって思えた。就活中に色んな人に会って、正直いまいちな人もたくさんいたけど、その人は凄く輝いて見えました。

壁にぶつかった時どのように考えたか、また、どのように行動したか

抽象的な話をすると、壁にぶつかったときと言うよりかは、常に壁がある状態で、その壁を登り続けてるって考えてましたね。だから、壁にぶつかるって感覚はあんまりなかったかも。
もちろんその分、壁から落ちるのは不安でしょうがない気持ちにもなるけど、不安だから頑張る。不安だから練習する。これって当たり前の事だし、登るべき壁がない状態の方がダメだと思ってました。それって目標とか目的がない状態ってことになりますよね?スポーツに限った話じゃないですが、完璧とか壁がないとかってことはあり得ない。その時点でそれ以上は無くなってしまうから。

具体的な話で言えば、スポーツにおいて壁にぶつかるってやっぱり大きな怪我をすることかなって思います。大学3年の時に初めて骨折したんですが、動きたくても動けないのは、やっぱり辛かったですね。
でも、そのタイミングで怪我をしたのにも意味があって、それを気づかせてくれる大切な機会だったと思います。
わざわざ大学にきても4年間試合に出れないメンバーもいっぱいいて、裏方の仕事ばっかりしてくれてる彼らの事をそれまで全然分かってなかったと思います。もちろん、怪我してたのもたかが数ヶ月で、彼らの気持ちが全部わかったかって言うとそうではないですが、自分が4年でキャプテンする時までに、その事を少しでも感じられたのは良かったと思います。壁にぶつかるのは意味のある事だし、それはきっとチャンスでもあると思います。

最後に、生きていく上で大事にしていることを教えてください。

いつも思っている事なんですが、何事もタイミングが全てだと思います。
一口に「タイミングが全て」と言うと、運だとか、そんなようなものな気がしますが、ただ、そのタイミングを作るのも自分次第だと思うんです。
何よりも大事にしてきたのは、まわってきたタイミングやチャンスをいかに掴むかと準備する事。
チャンスは誰にでも平等に訪れるものじゃない。だからこそ、いつチャンスが巡ってきても大丈夫なように、準備を怠らないよう心掛けています。

余談ですが、そう考えてみたら結婚もそうですね。極論、タイミングが良かったから結婚したってのもあります。でもそれは適当にということではなくて、タイミングはずっと大事にしてきてる事なので、結婚においてもそのタイミングが巡ってきたということが重要なんだと思います。

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